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活用事例レポート

「ICT つかえる人材 育てよう。」(59歳 林業)

2017.4.17

ICT導入について発想の転換ができる人材を増やそう!

4コマ_20170417

● 業務改善のため、とにかくICT化したい!・・・でいいの?

業務改善を図る時、既存の業務プロセスをベースに、できるだけ安いICTツールの導入(当てはめ)を考えていませんか?
自社で運用している業務プロセスが、既にその業界や分野において普遍的・一般的なものの場合、パッケージ製品をそのまま導入することで業務の効率化が図られることもあります。
しかし、業務プロセスが特殊(もしくは特殊だと思い込んでいる)場合は、パッケージ製品の導入によって、かえって業務が複雑化してしまうリスクもあります。
手間と時間は掛かりますが、ICTツールの要件を明確化するため、詳細な「業務分析」によって、既存の業務プロセスの課題を洗い出しましょう 。

● 最新のICTを導入!費用対効果は?

ICT導入の効果は、「何のためにICTツールを導入したのか」、「どんな(どの程度)業務改善を実現したかったのか」をベースに評価しましょう。
ICTツールそのものの「価格」だけにとらわれすぎてしまうと、ICT導入の本当の目的が曖昧になってしまいます。業務プロセスの改善によって得られた、人件費等の見えない「コスト」も含めて評価しましょう。

● ICT導入は本当に必要か?

ICTは、導入すれば業務の改善や発展が実現する魔法のツールではありません。
あくまでも、「企業」や「ヒト」が主体となることで、業務が改善されます。
そのため、場合によっては業務プロセスの分析と改善によって、ICT導入が必要なくなることもあるでしょう。

ICT導入は、「企業」や「ヒト」による業務改善・発展のための戦略や分析の「結果」です。そのような決断ができる「企業風土」や「人材づくり」を今一度真剣に考えませんか?