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活用事例レポート

デジタル定角測定法で森林資源量を求める!

2015.7.22

画像処理技術を用いたビッターリッヒ法!

4コマ

 

● 森林調査は時間がかかる!

効率的な森林管理のためには、対象林分の客観的な情報が必要不可欠です。
情報収集のためには、何人もの調査員が何日もかけて立木を計測しなければならず、多大なコストがかかっていました。
この労力を軽減し、簡易的に森林調査をする方法として開発されたのがビッターリッヒ法です。

● ビッターリッヒ法とは?

ビッターリッヒ法(定角測定法)は、単位面積あたりの胸高断面積合計を調べる手法です。
ビッターリッヒ法は以下の手順で胸高断面積合計を求めます。

→ 調査する林内の地点を決める。
→ 調査地点の位置で360°見回す。
→ あらかじめ決めた一定幅をはみ出して見える立木の本数をカウントする。
→ 一定幅に対応した係数とカウント数を掛け合わせる。

 

ビッターリッヒ法

● デジタル定角測定法の特徴

デジタル定角測定法は、林内で撮影した全天空写真を利用して、パソコン内でビッターリッヒ法を適用する調査方法です。
全天空写真を撮影することで、林内で自分が360°回転しているのと同じ情報が得られます。
写真を画像解析処理し、ビッターリッヒ法と同じように一定幅を超過して見える立木をカウントすることで、スピーディに対象林分の胸高断面積合計を求めることができます。
一定基準で自動的にデータを作成するため、測定者によるバラつきが軽減され、より客観的なデータを得ることができます。
デジタル定角測定法を行うソフトウェアとして、「円空」というソフトウェアが開発されています。(http://www.ablecomputer.co.jp/enque/

 

円空紹介画像

(提供:株式会社エイブルコンピュータ,製品:森林管理システム「円空」)

デジタルデータと高度な画像処理技術により、効率的な森林調査が可能になります!