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活用事例レポート

CS 立体図を使った路網配置計画の検討

2015.1.26

クラウドを使って、地形、資源情報、危険箇所、既存路網など様々なことに配慮した路網 配置計画を検討してみましょう。

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●森林管理に必要な情報は?

森林の施業・管理には、多種多様な情報が必要です。 森林簿、空中写真、所有者情報、地形情報、etc… とても一つの主体では、全てを整備しきれませんね。もし、森林クラウドに参加していれば、情報をみんなで共有することで、情報を得るのにかかっていたお金 や労力を削減し、毎日の業務に役立てることができます。

●CS 立体図は、危険な場所が感覚的にわかる地図

例えば、兵庫県版クラウドでは、CS 立体図を配信しています。 CS 立体図は、山林の細やかな地形を感覚的に読み取ることができる地図です(図1)。 詳しくは、( 社 ) 長野県林業コンサルタント協会の HP(http://www.rincon.or.jp/) を御覧ください。このCS 立体図があれば、専門的な知識がなくても、過去の崩壊箇所や、地すべり危険箇所、 既存路網の位置を判読することができます。 崩壊危険箇所や、施業の適地を知ることができるので、様々な施業の計画に役立ちますね。 活用事例として今回は、路網配置計画への利用をご紹介します。

 

●CS 立体図で路網計画を立てよう!

路網配置を計画する方法は、地域に合わせて様々です。そのような各種法に共通した目的は、「危険箇所を避けて長く使える路網を作る こと」です。 一度作設した路網を何度も利用できれば、それだけで生産性は飛躍的に向上します。ですが、崩れやすい場所を避けようにも、これまではその判断材料がなく、 経験や勘に頼る他に方法はありませんでした。 そこで、CS 立体図です! CS 立体図があれば、だれでも比較的簡単に、微細な地形情報を用いて、安全な路網の配置計画を立案できます。

●路網計画を現場に持ちだそう !

もちろん、路網の作設計画は、地図だけを見てできるものではありません。 現地まで訪れて行う、実際の状況の確認が必要不可欠です。 そんな現地確認でも、クラウドがその一助になります。 クラウドはインターネットに繋がってさえいればどこでも使えるので、CS 立体図や路網計画を現場に持ち出 すことがきるのです。 路網計画を持ちだし、現場の状況と照らしあわせて、その場で計画の微修正などもできますね。 あなたも、クラウドを使って、路網配置計画を立案してみませんか?