いよいよ始まる、森林環境税。
2018.2.1
森林整備の推進に期待!
● 森林環境税(仮称)とは?
森林環境税(仮称)は、森林整備を推進するために新たに創設される国税です。
個人住民税を納税する約6,200万人を対象に、年額1,000円が徴収されることから、その規模は年間約600億円になります。
森林環境税の課税は、平成36年度から(約6年後)となりますが、平成31年度(再来年度)から税収の一部を前借りする形で、「森林環境譲与税(仮称)」として、市町村および都道府県に配分されます。
譲与される配分額は、年200億円から徐々に引き上げられ、平成45年度からは全ての税収(約600億円)が配分されることになります。
● 何に使われるのか?
税収は、市町村が行う間伐や、間伐等に必要な路網整備、市町村職員の研修や地域林政アドバイザーの雇用等といった森林整備の推進に係る支援に利用されますが、具体的な使途については、今後ガイドラインが示されることになっています。
(参考: 林政ニュース(第573号).日本林業調査会)
● キーマンは?
森林の集積・集約化を進める「新たな森林管理システム」のキーマンとなる市町村が、新たに創出される「国税」を活かせるかどうかが、今後の森林整備の推進のカギを握ります。
森林クラウドや簡易材積計測ツールを使った、簡易でスピーディな情報の取得や、多主体間での効率的な情報共有がますます必要になるでしょう。
大きな変革期を迎えた林業界を、ICTで支援しましょう!