林業分野でのICT教育
2017.10.25
林業教育の現場でもICTの活用が進んできました
● 林業の現場でのICT導入の状況は?
森林・林業の現場では、森林簿や計画図、施業履歴等の管理にGIS(森林GIS)の導入が進められ、活用が進められてきました。
また、近年においては、航空レーザーや地上レーザー、ドローン等により、精緻な地形情報や資源情報が得られる技術が急速に発展してきています。
急速に進む技術開発の一方で、得られる膨大な情報を処理・分析し、現場に活用した事例は多くはないのが現状です。
● 活用を進めるには人材・教育が必要!
ICTによる新たなデータ収集技術により、高頻度に精密なデータを簡易に得られるようになりましたが、取得するのに高いコストや高度なスキルが要求されるものも存在します。
新たな情報技術を活用するためには、求める結果に応じて、「コスト」・「メリット」・「デメリット」・「要求されるスキル」等の観点から、最適な情報収集手段を選択し、活用の方向性を検討できる人材を育成することが重要です。
● 教育現場での事例
教育現場でも、最新のICTが活用できる人材の育成が進められているようです。
静岡県立天竜高等学校では、2018年度に林業の授業でのドローン導入を目指した取り組みが進められています。(出所:アットエス.“天竜高、林業授業にドローン 18年度にも導入目指す”)
また、徳島県立那珂高等学校では、森林クリエイト科の生徒を対象としたドローンに関する講習会が開催されています。(出所:徳島県立那賀高等学校HP)