準天頂衛星でGPS測位精度アップ!
2015.9.25
準天頂衛星の活用で測位可能な場所、時間が広がります。
● 山の中では、GPSの精度が落ちる?
林内での移動や作業において、GPSは位置を確認するための心強い味方です。
ですが、山間部の谷間などでは山の陰になって、GPS衛星の信号が受信しづらくなります。
そこで、測位精度向上のために期待されているのが、準天頂衛星です。
● 準天頂衛星なら陰ができない!
準天頂衛星は観測地域のほぼ真上を通るため、陰ができにくく、山間部でも測位が可能となります。
また、準天頂衛星を複数機飛ばすことで、いつでもほぼ真上から信号を受信することが可能となります。
● これからの準天頂衛星
日本では、2023年度を目途に7機体制で運用されることが計画されています。
現在は、2010年打ち上げられた準天頂衛星初号機「みちびき」による実証が行われており、これに対応したGPS受信機やスマートフォンの発売も始まっています。