民有林と国有林の連携を推進!
2017.1.16
森林整備協定(森林共同施業団地)のメリットを活かして、民国連携を推進しよう!
● 森林整備協定(森林共同施業団地)って何?
「森林管理署と地方自治体民有林所有者等が森林整備推進に関する協定を締結し、民有林と国有林が連携して整備計画を策定し、路網整備や間伐等の森林施業を進める「森林共同施業団地」を設定する仕組み」です。
<参考> 民有林と国有林を取り巻く共通課題
○平成32年に木材自給率50%以上を目指し国産材の安定供給や事業体の育成確保のための取組が必要
○民有林と国有林が混在している地域の連携と集約化によるスケールメリットの創出
○高性能林業機械の導入と森林作業道等路網の整備を組み合わせて実施し低コストで高効率な作業システムの普及
● どんなメリットがあるの?
森林共同施業団地によって、次のようなメリットが得られます。
(1) 効率的な路網整備
民有林と国有林が連携して林業専用道などを整備することで、効率的な路網整備(配置)が可能に!
(2) 事業コストの低減
民有林と国有林で、林業専用道、森林作業道、土場等の搬出施設を共同利用することで、搬出等に掛かるコストがダウン!
(3) 森林環境保全直接支援事業の要件緩和
一定の事業規模(5ha)を満たした森林共同施業団地は、森林環境保全直接支援事業の対象に!
(4) 木材の協調出荷
国有林との協調出荷が可能になれば、有利な販売が期待できる!
● 森林クラウドはどう利用できるの?
インターネット環境があれば誰でもどこでも使える森林クラウドであれば、路網の情報や施業履歴、土場の状況などがリアルタイムで共有できるので、効率的な路網整備や事業コストの低減にメリットを発揮します。
森林クラウドの情報共有機能を利用して、森林共同施業団地のメリットを活かそう!