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活用事例レポート

「森林GIS」と「森林クラウド」ってどう違うの?

2016.9.2

森林クラウドの特徴を理解した上で、導入に向けた検討を進めよう!

● 「森林クラウド」の条件って?

森林クラウドが目標としている「安価・迅速・確実な森林情報の利活用」を実現するためには、以下の3つの条件を満たすことが必要です。

表1
図1

 

※ 森林クラウド実証事業開発事業で実証を行なっている森林クラウドシステム

 

● 「森林クラウド」が提供するサービスって?

森林情報の共有を主な目的とする「共有型 森林クラウド」と、森林情報の共有及び森林簿・森林計画図の更新といったデータの編集などを主な目的とする「更新型 森林クラウド」の2つのサービスで構成されます。

表2

 

図2

 

● 「森林クラウド」の導入が効果的な業務って?

森林クラウドは、複数の主体が関わる形式が決まった業務や手続きなどに導入することで最大限に効果を発揮します。(下表:導入が効果的と考えられる業務)

表3

 

● 「森林クラウド」と「森林GIS」の違いって?

森林クラウドと森林GISは、見た目には大きな違いがないように見えますが、導入面や運用面で大きな違いがあります。

表4

 

● 「森林クラウド」の導入パターンって?

森林GISのリプレイスのタイミングや業務内容に応じて、既存の森林GISと更新型森林クラウドおよび共有型森林クラウドの組み合わせから、最適な導入パターンを検討します。

 

1.主要な森林計画関連業務が森林クラウドに移行可能な場合の導入パターン

 

図3

 

 

2.共有型森林クラウドを利用して更新に必要な情報を収集し、県(本庁)で一括更新する場合の導入パターン

 

図4

 

● 「森林クラウド」の導入に掛かる費用って?

システムは森林クラウド事業者によりオンラインで管理され、常に最新の状態に維持されるため、保守に掛かる費用は従来よりも縮減されることが期待されます。

表5

 

● 「森林クラウド」導入に向けた手順って?

森林クラウドは、いちからシステムの構築を行うものではなく、基本的にはシステムの利用という形で導入する仕組みです。

表6

 

[1] RFI:Request For Informationの略で、情報システムの導入や業務委託を行う際に、発注先候補の業者に情報提供を依頼する文書(情報提供依頼書)のこと

[2] RFP:Request For Proposalの略で、情報システムの導入や業務委託を行う際に、発注先候補の業者に具体的な提案を依頼する文書(提案依頼書)のこと

 

最後