共有型森林クラウドの活用~森林作業道計画編~
2016.3.25
CS立体図の活用で効率的・効果的な路網配置計画を!
● 路線作設における森林クラウドの活用について検証しました!
森林クラウドに搭載されたCS立体図※を路網配置計画に活用する実証を行いました。
CS立体図をモバイル端末で現場に持ち出して、路線作設の際に注意すべき出水の箇所や急な凸凹地形を確認しました。
実証は兵庫県西脇市の北はりま森林組合管轄内でおこない、北はりま森林組合の職員や兵庫県加東農林振興事務所の職員、兵庫県森林林業技術センターの研究員の皆さんに参加いただきました。
※ CS立体図は微小な地形を可視化して立体的に表現する図法です。既存の路網配置状況や、地すべり地形や崩壊地等の危険箇所の把握が可能となります。(詳しくは、活用事例レポート[CS立体図を使った路網配置計画の検討]をご覧ください。)
● 森林クラウドで現場の状況を確認しました!
以下の手順で確認をおこないました。
① 森林クラウドで様々なレイヤを表示し、現場の状況を確認しました。
(CS立体図と林小班及び路網を重ねて表示)
(CS立体図と傾斜区分図、地すべり地形分布図及び路網を重ねて表示)
② 路網作設の際に注意すべき箇所を予測し作図しました。
③ GPSと連動して表示できるタブレット端末にデータを搭載して現地踏査を行いました。
④ CS立体図や事前に確認した注意すべき箇所の現場状況を確認しました。
(注意すべき箇所の例)
(現場の様子)