「オープンデータ」って、なに?(発展編)
オープンデータに関する疑問にお答えします。
平成26年6月に策定された「世界最先端IT国家創造宣言」(IT総合戦略本部決定)では、“公共データについては、オープン化を原則とする発想の転換を行い、ビジネスや官民協働のサービスでの利用がしやすいように、政府、独立行政法人、地方公共団体等が保有する多様で膨大なデータを、機械判読に適したデータ形式で、営利目的も含め自由な編集・加工等を認める利用ルールの下、インターネットを通じて公開する”として、2014年度及び2015年度の2年間を集中取組期間と位置づけ、2015年度末には、他の先進国と同水準の公開内容を実現するとしています。
オープンデータの定義は、国や機関によって実は様々です。
一般的に言うオープンデータとは、データは誰もが制限無しにアクセス、再利用、そして再配布できるように、利用可能にすべきであるという概念のことです。しかし、政府が取りまとめた「電子行政オープンデータ戦略」においては、“公的機関が保有するデータを、民間が編集・加工等をしやすい形で、インターネットで公開する取組のこと”を指します。
羅森盤では、電子行政オープンデータ戦略で定められた以下のオープンデータの考え方を採用しています。
(1) 機械判読に適したデータ形式で、
(2) 二次利用が可能な利用ルールで公開されたデータ
IT総合戦略本部の下に設置された、「電子行政オープンデータ実務者会議」で検討されているデータ公開に関するガイドライン に基づいて、各府省の保有するデータの公開が進められています。
ちなみに、2015年3月にとりまとめた羅森盤のWebアンケートによると、補助金の申請等に必要な登記簿・地番情報や、精緻な森林情報をクラウドに搭載してほしいという意見がかなり多いようです。
そのためには、できるだけ簡単に信頼できる森林情報にアクセスできる基盤が必要です。
羅森盤は、公益性が高い行政情報(森林簿・森林計画図等)のオープンデータ化を積極的に応援していきます。
また、精緻な森林情報については、より簡易な方法(例えば、林内写真をそのまま管理し、目的に応じて情報を取り出す方法等)の実現に向けて検討を進めていきます。
◆政府のオープンデータ戦略については詳しく知りたい方はこちら
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