『森林情報オープンデータ』公開情報(2024年7月調査)
令和5年度 林野庁実証事業 高精度な森林資源情報等の公開実証について
1.取組の背景
森林情報WEB-GISサイト ←ここをクリックしてください。
(2)利用条件
(3)データの種類
林野庁では、デジタル技術を活用した収益性の高い林業や、ICT等を活用した木材生産・流通の効率化を実現するため、その情報基盤整備として、航空レーザ測量等による森林資源情報等のデジタル化を進めてきたところです。
このような高精度な森林資源情報等については、これまでは、都道府県単位で、行政機関や森林・林業・木材産業関係者で活用されてきましたが、昨今のESG投資やカーボンニュートラル等を契機とする産業界の我が国の森林への関心の高まりや、大学発ベンチャーをはじめとしたスタートアップ等による森林・林業・木材産業に関するアプリ開発が増加している動向を捉え、民間における全国的なデータ利用を一段と促進し、森林・林業・木材産業分野への資金や技術の呼び込みにつなげていくことが重要であると考えております。
そこで、栃木県、兵庫県及び高知県を実証地域として、航空レーザ測量による高精度な森林資源情報等をオープンデータ化し、どのようなユーザが、どのようなデータを活用するかの動向調査を行い、今後の全国的なオープンデータ化の取組の検討を進めていくこととします。
2.概要
(1)データの掲載先
G空間情報センター(外部リンク https://front.geospatial.jp/)
上記サイトのトップページから、組織名(都道府県名)やキーワード(以下(3)に記載するデータの名称)等から検索してください。
本サイトでは、ページ先頭の日本地図において栃木県、兵庫県、高知県がオレンジ色で着色されています。それぞれクリックすると『G空間情報センター』のデータ入手ページに移行します。
また、『森林情報WEB-GIS』では、オープンデータが確認できますので、ご参照ください。
利用規約を順守することで、商用利用も含め、どなたでも自由に利用することができます。詳細は、各データの掲載ページに掲げる利用規約を参照願います。
公開したデータの概要は次のとおりです。
(ア)森林資源量集計メッシュ
森林に20mメッシュのポリゴンを敷きならべ、メッシュごとに代表樹種、立木本数、平均樹高、材積等を集計したもの
(イ)樹種ポリゴン
スギ林、ヒノキ林、広葉樹林等の分布状況を図示したもの
(ウ)レーザ林相図
航空レーザ測量のレーザパルスの反射強度に基づき、樹種や樹冠形状の特徴を図示したもの
(エ)DCHM(数値樹冠高モデル)
立木の樹冠の高さ(立木の頂点であれば、樹高となる)を図示したもの
(オ)DEM(数値標高モデル)
土地の標高を図示したもの
(カ)微地形図
土地の起伏(凸凹)や傾斜(緩急)の特徴を図示したもの
(キ)傾斜区分図
土地の傾斜を5度単位等で区分し、図示したもの
(4)運営
『森林情報WEB-GIS』サイトは、林野庁「令和5年度 森林情報オープン化推進対策事業」にて作成されたものです。実証期間を終え、株式会社MIERUNE、一般社団法人 日本森林技術協会が運営し公開しています。