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活用事例レポート

高性能林業機械で生産性向上!

2016.1.8

機械と森林の相性を把握する事が重要です!

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● 高性能林業機械は、生産性の向上に効果大!

従来の一般的な方法での生産性は、およそ3㎥/人日と言われています。
一方で、高性能林業機械を組み合わせた場合、およそ10㎥/人日を実現した報告があります。
これは、従来の方法による生産性のおよそ3倍となります。

● 高性能林業機械と対象森林との相性を把握することが大切!

高性能林業機械の特徴を認識した上で、対象とする森林との相性を把握しなければ高い生産性の実現は期待できません。

<フォワーダ>

○玉切りした短幹材を荷台に積み、作業道上を自走する集材専用機械
○グラップルローダを装備した機種は、集材・積み込みが可能
○多くの機種でクローラが採用されており、不整地・軟弱地でも走行性能が高い
注意:一般的に走行速度は遅い

フォワーダ差込用

 

<ハーベスタ>
○伐倒、枝払、玉伐が可能
○幅2.5mの作業道に対応可能な機種も存在
○主に車輌系集材、架線系集材の土場で活躍
注意:0.45㎥クラス以上だと幅3~3.5mの作業道が必要

ハーベスタ差込用

 

<プロセッサ>
○枝払、玉伐が可能
○主に架線系集材の土場で活躍

プロセッサ差込用

 

<タワーヤーダ>
○架線系集材用機械(集材距離:~600m)
○架線の架設・撤去の低コスト化に効果
○自走式搬機との相性が良い
注意:幅員3~3.5m以上必要

タワーヤーダ差込用

 

<スイングヤーダ>
○架線系集材用機械(集材距離:~100m)
○架線の架設・撤去の低コスト化に効果
注意:自走式搬機との組み合わせには工夫が必要

スイングヤーダ差込用

 

● 経験と情報から総合的に判断しよう!

高性能林業機械の導入に当たっては、短期的・中期的・長期的な森林施業の集約化対象地域や路網整備の見通しに基づき、導入形態(導入する機械の種類、大きさ、リース/購入など)を検討しましょう。
併せて、高性能林業機械のオペレーターの育成など、更なる生産性の向上を目指した取り組みも始めましょう。

 

<参考>
事例紹介(林野庁)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/kaihatu/kikai/
森林で働く機械たち(宮城県)
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/stsc/syoukai.html

 

どのように生産性を向上させるか、山の状況を見て判断しよう!